ぷちきらどんの 読書を通じて生き方探し  

本は先生、自分にとって最高の人生を探し続ける。

怒る目的?!

嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え 

岸見一郎 古賀史健 ダイヤモンド社

 

人は怒りを捏造する

 

青年  じゃあ先生は私の怒りを、どう説明するおつもりです?

哲人  簡単です。あなたは「怒りに駆られて、大声を出した」のではない。

    ひとえに 「大声を出すために、怒った」のです。

    つまり、大声を出すという目的をかなえるために、怒りの感情を

    作り上げたのです。

青年  なんですって?

哲人  あなたには大声を出す、という目的が先に合った。

    すなわち大声を出すことによって、ミスを犯したウェイターを

    屈服させ、自分のいうことを聞かせたかった。

    その手段として、怒りという感情を捏造したのです。

 

  (中略)

 

哲人  じゃあどうして大声を上げたのです?

青年  だからそれは、かっとなってしまったからですよ。

哲人  違います。わざわざ大声を上げなくても、言葉で説明すれば

    お詫びもしたでしょうし、きれいな布巾で拭き取るなど、

    しかるべき措置もとったはずです。あるいはクリーニングの

    手配さえしてくれたかもしれない。しかもあなたは彼が

    そうするであろうことを心のどこかで予期していた。

    にもかかわらず、あなたは大声を上げたのです。

   (中略)

哲人 過去にどんな出来事があったとしても、そこにどんな意味づけを

   施すかによって、現在の在り方は決まってくるのです。

青年 問題は「何があったか」ではなく、「どう解釈したか」であると?

 

うーん。と唸りました。

初めてこの本を読んだ時に、衝撃の内容でした。

今回もこの箇所を探しに読みに行きました。

 

当時は、ある方とコミュニケーションがうまくいかなくて、

どうしてあんなに怒られたのか、自問自答の日々でした。

 

もちろん、自分にも直すところはありながらも、

反射的にどなられたことに対して

こういうこと(上記の引用)もあったのかなあ、と思う自分があります。

 

「事実」

「解釈」

「行動」

と認知行動学なのでしょうか。

 

「事実」を大切に、皆にとってプラスの「解釈」を持ちながら

行動をしていきたいなと思いました。

 

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